線引きが難しい中途採用の教育

中途採用の教育

新卒者ではなく、中途採用で入ってきた後輩に対しての指導に関して紹介していきます。中途採用で入ってきたということは、看護師としての経験をすでに持っています。そのため、新人のように1から教育する必要はありませんが、そこが難しい部分でもあります。

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どの程度まで教えるか

どの程度まで教えるか 中途採用で入ってきた後輩を教育する際に悩みがちなのは、今までの経験をそのまま業務に活かせるところもあれば、職場のルールなどの違いから新たに教えなければならない部分もあるという点です。中途採用の後輩にとってはすでに分かりきっているような内容をしつこく指導しては相手の気分を害し、プライドを傷つけてしまうことになります。最悪の場合、すぐに辞められてしまうかもしれません。ですが、それを恐れた結果、前の職場では経験の少ない業務や、やり方が違う業務をなんとなくで教えてしまうと、大きな医療事故につながる恐れがあります。もしそうなってしまえば後輩は自信を失ってその後の業務にも支障がでますし、職場そのものの評価が下がります。もしかすると、自身が辞めなければならなくなるかもしれません。
このように、中途採用で入ってきた後輩に対する教育では、どの程度まで指導を行えば良いのかという見極めが困難なのです。教えすぎても教えなさすぎても駄目なのです。

中途採用者に選んでもらう

中途採用者に選んでもらう 上述の通り、どこまで教えれば良いのかという判断が難しい中で、中途採用の看護師に対する教育プログラムはどのようなものが用意されているのでしょうか。現在、このような問題に対応する形で多くの病院で採用されているのが、「選択性」の教育プログラムです。こちらからどの程度の教育が必要なのか判断が難しいため、中途採用者側に選んでもらうという方法です。中途採用で来る看護師には様々なタイプがいます。自信をもって転職してくる人もいれば、自信のない人も当然います。早く現場に出て戦力として活躍したいのか、しっかりと事前に教育を受けた上で現場に出たいのかは、看護師によって異なります。
ただし、技術が不足しているにも関わらずすぐに現場に出てしまうのは問題です。そのため、中途採用の看護師はある程度のスキルチェック期間を設け、現場に出ても問題ないと判断された場合は教育プログラムを受けなくても良いと判断される流れになっています。しかし、技術の有無と自信の有無は別ですので、技術はあるが自信がないという看護師の場合は、教育プログラムを受けてもらうことになるでしょう。

後輩教育のヒントを紹介

当サイトでは、後輩の教育に悩む看護師の方へ向けて、教育の難しさやコツを紹介しています。当サイトの情報を、後輩教育のヒントにしていただければ幸いです。※当サイトお問い合わせ先

コツを掴んで効果的に教育

自身の業務と並行して行う後輩教育は負担も大きく、心身ともにすり減る作業です。しかし、ちょっとしたコツを掴むことで効果的に教育を進めて、後輩の成長を促すことができます。当サイトではそのためのヒントとなる情報をまとめていますので、看護師の皆さんはぜひご活用ください。

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