後輩の叱り方のコツ

叱り方のポイント

後輩の教育がすべてスムーズにいくことはありません。必ず上手くいかない場面が訪れますし、後輩を叱らなければならない場面もあるでしょう。しかし、指導経験がないとどのように叱れば良いのか分かりません。そこで、叱り方のポイントを事前に押さえておき、実際にそのような場面になった際に適切な指導ができるようにしておきましょう。叱り方には、2つのポイントがあります。

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攻撃的な叱り方はしない

攻撃的な叱り方はしない まず、後輩に対して攻撃的な言葉で叱るようなことはしないでください。「どうして失敗をするんだ」と怒ったところで問題解決には至りませんし、後輩の方も何も言えなくなってしまいます。後輩がミスをしてしまったときには、「なぜこのようなミスが起きてしまったと思うか?」と、冷静に質問しましょう。そうすれば、後輩も「ミスの原因はなんなのか」といった部分を考えることができます。
絶対に使ってはいけないのが、「やる気が足りない」「ミスばかりで頼りない」などと人格を否定するような言葉です。自分なら絶対にしないようなミスをするのはやる気が足りないからだ、と決めつけてはいけません。後輩は後輩なりに精一杯取り組んだ上で起きてしまったミスかもしれないからです。特に新卒で入ってきた新人は慣れない環境で分からないことも多く、非常に大きな不安とストレスを抱えながら毎日業務に取り組んでいます。その新人にとって、担当となる先輩看護師は支えになる存在なのです。その先輩から人格を否定されるような叱り方をされてしまっては、新人は頼るところがなくなってしまい、身動きが取れなくなってしまいます。誰にも相談できず、自分は看護師に向いていないのかもしれないと考え、辞めてしまうかもしれません。ミスに対して注意することは必要ですが、決して追い詰めるようなことはしないでください。

フォローもセットで

フォローもセットで そしてもう1つ押さえておきたいポイントが、叱った後のフォローについてです。人格否定にならないように注意深く叱ったとしても、後輩は自分がミスをしたことに対して深く落ち込んでいるかもしれません。その気まずい雰囲気を引きずったままでは今後の教育もしづらくなってしまいます。後輩を叱った後は、一緒にご飯を食べたり、別のことで褒めるなど、しっかりフォローしてあげましょう。フォローがしっかりしていれば、その後も叱った際に必要以上に落ち込むことはなくなるでしょう。さらに信頼関係も生まれ、経験を積んだ後は心強いパートナーとしてあなたの仕事を助けてくれる存在になるはずです。

後輩教育のヒントを紹介

当サイトでは、後輩の教育に悩む看護師の方へ向けて、教育の難しさやコツを紹介しています。当サイトの情報を、後輩教育のヒントにしていただければ幸いです。※当サイトお問い合わせ先

コツを掴んで効果的に教育

自身の業務と並行して行う後輩教育は負担も大きく、心身ともにすり減る作業です。しかし、ちょっとしたコツを掴むことで効果的に教育を進めて、後輩の成長を促すことができます。当サイトではそのためのヒントとなる情報をまとめていますので、看護師の皆さんはぜひご活用ください。

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