後輩看護師を教育する際の流れ

教育の流れ

後輩看護師を教育する際の大まかな流れを紹介します。どのように教育していくかというのは職場によって異なりますので、ここでは一般的な例を挙げて紹介していきます。後輩教育は段階的に進めていく必要があります。

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大まかな流れ

大まかな流れ まず、後輩となる新人たちは入職して1か月ほどはチームを組み、集中して教育を受けていくことになります。そこで施設の設備についての説明や見学、座学、初歩的な医療処置の実習をします。総合病院などの広い職場の場合、時間をかけながら院内の設備などを覚えさせる必要があるでしょう。
1か月の集中教育が終わった後、新人たちはそれぞれの部署に配属されます。そこからはOJT研修が始まります。そして配属されてから2か月ほど経つと、月2回ほどの定期研修や勉強会をしていくことになります。研修の際は業務に関する教育だけではなく、後輩からの相談にのる機会を設ける必要があります。後輩になにか困ったことや悩みごとがあれば一緒に解決策を探す手助けをしてあげましょう。
ちなみに、これらの教育プログラムは基本的に新卒者向けに行うものですが、まだ経験の浅い看護師や久しぶりに復職したブランクのある看護師などが、採用の際に看護スキルに不安がある旨を伝えた上で、新人たちと一緒に研修に参加するといったケースもあります。その際、新卒者が入ってくる4月以降の時期だった場合、座学などはせずそのままOJT研修をすることもあります。もちろん、中途採用者でも特にスキルに不安がないという場合は、そのまま現場で働き始めることになります。

看護技術のチェックと目標設定

看護技術のチェックと目標設定 先輩として後輩看護師の指導をする際、具体的にどのような教育課程を踏んでいくのかといった点について説明していきます。まず先輩として行わなければならないのが、後輩看護師が業務を行っていく中でどのような看護技術を習得できたかを把握することです。いつ実施したのかも必ず記録し、独り立ちできるくらいの技術を習得できているのかをしっかり見極める必要があります。また、一人だけではなく複数の後輩看護師に教育を行う際は技術のレベルに差が出ないように、全体の技術習得レベルが把握できるチェックリストを作っておくと便利です。夜勤のある職場の場合は、夜勤業務で必要な技術が習得でき次第夜勤開始となります。
また、教育課程で重要になるのは目標設定を段階的に設けることです。入職してから1か月、3か月、半年、1年と、それぞれの時期に目標を設定し、それを後輩たちが達成できるように、必要な知識や技術を教えていく必要があります。

後輩教育のヒントを紹介

当サイトでは、後輩の教育に悩む看護師の方へ向けて、教育の難しさやコツを紹介しています。当サイトの情報を、後輩教育のヒントにしていただければ幸いです。※当サイトお問い合わせ先

コツを掴んで効果的に教育

自身の業務と並行して行う後輩教育は負担も大きく、心身ともにすり減る作業です。しかし、ちょっとしたコツを掴むことで効果的に教育を進めて、後輩の成長を促すことができます。当サイトではそのためのヒントとなる情報をまとめていますので、看護師の皆さんはぜひご活用ください。

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